2月1日、薔薇マークキャンペーンは衆議院第一議員会館でキックオフ記者会見を開催しました。記者会見には24のメディアから記者が参加、傍聴参加した市民を含めて100人が会場を埋めました。
キャンペーンのために制作されたビデオが上映された後、松尾匡代表が挨拶。富裕層に減税しながら福祉を縮小してきた新自由主義の緊縮政策に対して、反緊縮を掲げる世界的な民衆の闘いが拡大していること、もっとも緊縮的財政が続き、もっとも民衆の生活が脅かされている日本で、公約を投げ捨て消費税増税に走った民主党政権が自壊した後、安倍政権が選挙で圧勝を続けているのは、緊縮政策とはっきり手を切って、人びとの生活のための財政出動を訴える反緊縮の選択肢が登場していないからだと述べました。そして、22人の呼びかけ人の訴えには、すでに200人を超える賛同が集まっている、4月統一地方選挙と7月参議院選挙では、人びとの生活のための反緊縮の経済政策を掲げる候補者を薔薇マークに認定して、反緊縮の選択肢を人びとに見えるものにしたい。灰色の緊縮よりも、薔薇色の未來のために、候補者はぜひ薔薇マークをつけて選挙戦を闘ってほしいと訴えました。
呼びかけ人の朴勝俊さん、井上智洋さん、池田香代子さんが挨拶した後、記者からの質問に移り、薔薇マーク認定基準、認定手続きなど具体的なもの、国債発行による財政出動の規模、日銀の独立性についての評価、消費税と所得税との関係など政策的なもの、認定された候補者にどのような利点があるのか、今後の予定など運動展開に関するもの、さらには、元ギリシャ財務大臣バルファキス氏とアメリカ民主党サンダース氏が呼びかけた反緊縮の世界的政治運動、プログレッシブ・インターナショナルについてまで、予定の1時間をオーバーして熱心な質疑が交わされました。会見後には引き続き市民との意見交換会が開かれました。
キックオフ記者会見の成功を受け、薔薇マークキャンペーンは当面、3月9日、大阪でのキックオフ集会の成功に向けて全力で取り組んでいきます。